このへんでレスリー・キャロン著 ”Thank Heaven: a memoir” の紹介も終わりにさせていただきます。
通してみると、彼女自身の人生というより、彼女の目を通したMGM関係者の「肖像」のようになってしまいましたが、元々私自身がレスリーに余り関心がないため、仕方がなかったかもしれません。ケリー、アステア、ミネリにフリードと、もうその「人となり」としか言えないやり方で仕事をしていたことだけはお解りいただけたのではないかと思います。
彼女の人生はこの後、ウォーレン・ベイティとの恋愛、三度目の結婚と離婚、うつ病やアルコール依存の克服、ホテルの経営など紆余曲折がありますが、二十一世紀になってからも映画への出演やエミー賞の獲得と活躍を続けたことは明記しておく必要があるでしょう。
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