2010年1月11日月曜日

ジュディ・ガーランド その8 「出し過ぎ」

















同じく”Strike Up the Band”から”Do the La Conga”

 当時はやっていたコンガのリズムにのせロジャー・イーデンスが作った曲ですが、バズビー・バークレーは歌とダンスで6分になるこのプロダクションナンバーを、115人のダンサーを使いワンテイクで撮影するという「暴挙」にでます。13日間のリハーサルの末撮影は無事に終了しますが、これだけのために予算が94千ドル近く余分にかかったそうです。

 ダンサーの多くはとてもハイスクールの生徒には見えないふけた人ばかり。それでも青春の躍動感にあふれた楽しいナンバーです。ジュディとミッキーが二人だけで踊る場面では、遠巻きにして眺めている人たちの表情を見るだけでも楽しめます。

 とは言え、このナンバーで一番気になるのはジュディの胸の露出度。

 当時の粒子の粗いフィルムだからさほど目立ちませんが、今の鮮明なフィルムならセンセーショナルな話題になったのではないかと思います。

 彼女のバストの豊かさを味わえるのは大歓迎なのですが、倫理規定が厳しいこの時代にハイスクールの女の子という設定で、どうしてこれだけ胸のあいたドレスを着させたのか。ショーの主役だからという理屈も成り立ちますが、他の映画で(大人になってからも)これだけ胸の開いたドレスを着ていた記憶はありません。明らかに年上と思われる他の女性ダンサーたちの服装を見ても、胸の露出はほとんど目立ちません。

気になって夜も眠れません。



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